上海市食品薬品監督局は12月５日（月）、食品会社「南京新東陽食品
有限会社」が、穀物粥「八宝粥」などの生産日時を偽装していると
いう疑惑を受け、市内の関連店舗と問題商品の調査を開始した。
同疑惑は、ネット上に、同社南京高淳工場の職員と名乗る人物が、
生産日時を改ざんする動画を流したことで発覚。
動画では、女性職員が化学液で２００１年11月産の八宝粥の生産日時
を拭きとり、新たな日時を刻印する様子が撮影されていた。
そのほか、５年前の干し肉や豚肉でんぶ「肉松」を再加工して出荷し
たとされている。
これを受け、「聯華スーパー」や「カルフール」などの大型スーパー
は、問題の商品を撤去。
また同局は、同会社系列のレストラン３軒も調査し、表示のない
１３０余りのレトルト食品を押収している。
（12月９日）

?～上海ジャピオン１２月１６日号