公共バス炎上で3人死亡 乗客の可燃物が原因か?

 5月5日(月)午前9時頃、楊浦区の黄興路と国順路の交差点付近で、運行中の公共バスが突如発火、炎上し、3人が死亡、12人が重軽傷を負う事故があった。
 事故を起こしたのは842路線バスで、当時30人余りの乗客がいた。乗客の証言によると、後部座席周辺から煙が上がり、その直後「ボン」という音を立てて火の手が広がった。その前に、車内では焦げ臭い匂いがしたという。
 発火後、運転手を含む乗客らは乗降口から逃げ出したが、一挙に殺到したため乗降口が塞がり、窓から逃げる人や逃げ遅れる犠牲者が出るなど、車内はパニックになった。車体は黒煙を上げて炎上し、全焼。火の手は4~5㍍の高さまで上がったという目撃証言もある。この事故により、付近道路は一時通行止めとなった。
 事故の詳しい原因は不明だが、市公安局では、乗客が車内に持ち込んだ何らかの可燃物が発火したと見ている。同局では引き続き原因を調査していく。(5月6日)

~上海ジャピオン5月9日発行号より

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