上海市衛生局衛生監督所は7月7日(土)、市内のプール施設381カ所を対象
に、1日(日)~13日(金)に行った水質検査結果を発表した。これによると、
99カ所が不合格となり、そのうち8カ所では尿素含有量が、国家規定の水1㍑中
3・5㍉グラムを超える結果となった。
今回、尿素の項目で不合格となったのは、5ツ星ホテル「ヒルトン上海虹橋」や
大手スポーツクラブチェーン「一兆韋徳健身」などで、利用者の放尿が原因と
みられる。
また尿素以外に、細菌総数超過などの問題がある施設もあり、合計26カ所が警告
や処罰を受けた。
市ではこれまでも、夏季水質調査を行っていたが、公表は初めて。
今回の公表について同所責任者は、衛生管理の強化と、市民に対し選択基準の
提供を目的とすると説明している。
(7月19日)
~上海ジャピオン2012年7月27日号