上海市楊浦区の中山北二路と四平路の
交差点付近に、近頃掲示された、
道路標識に酷似しているホテルの
案内標識が、違法広告ではという声が
市民から上がり、11月20日(火)、
違法掲示物として撤去された。
同標識は、青地に白の文字でホテル名や
住所が書かれたもの。
同ホテル関係者は、ホテルが開業直後で、
わかりにくい場所にあるため、案内表示
として、都市管理公務執法局や交通管理局
の許可を得たうえで設置したと説明。
しかし、その事実はなく、同区警察は
違法設置として、ホテル側に撤去命令を
出した。
市広告協会関係者は、市内には、道路標識を
模倣した違法掲示物が多く、その原因として、
屋外広告より設置費用が安く、見る人に
公的なものという信頼感を与えられるため
と解説。
また、広告であっても、正規の道路標識を
妨げてはいけないとする。
(11月26日)
~上海ジャピオン2012年11月30日号