マヤの予言で市民が混乱  高齢者ターゲットの詐欺多発

上海市公安局は、12月6日(木)、
市内8つの区において、各地で話題となっている、
古代マヤ文明の予言に基づく「世界滅亡説」を利用した、
デマ流布と詐欺に関する通報が、
5日(水)朝7時からの24時間で合計25件寄せられたことを発表した。
同局は、毎年年末になると、各種詐欺の発生率が上昇することを指摘。
特に最近では、世界滅亡に備え、食料などの備蓄を促したり、
預金を手放すよう勧めたりするなど、
高齢者をターゲットにした詐欺が横行しているとする。
これに対し同局は、同説を科学的根拠に欠けるとして否定し、
デマを信用しないよう市民に呼び掛けた。
予言の内容は、古代マヤ文明の暦によると、
今年12月21日(金)から3日間、世界が暗闇に閉ざされるというもの。
一部の市民の間では、これを世界滅亡と解釈し、
緊急時に備え食料などを詰めた、
防災バッグを持って出勤する会社員もいる。
(12月7日)

~上海ジャピオン2012年12月14日号

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