11月14日(金)早朝6時10分頃、徐家匯にある上海商学院の学生宿舎6階の1室で火事が発生し、炎にまかれた4人の女子学生がベランダから飛び降り、死亡する事故が起こった。
消防当局の調べでは、コップや魔法瓶に電熱線差し込んで、湯を沸かす機器「熱得快」の使用が、出火の原因と見られている。同機器は安全性に問題があるとされ、同学院では使用が禁止されていた。
この事故を受け、同じ6階に住む学生は、一時的に宿泊部屋を講義棟1階の臨時宿舎に移す措置がとられた。また、事故を目撃し、心理的ダメージを受けた学生の中には、カウンセリングを受診する人も見られた。
市教育活動委員会らは事故への対策として、11月17日(月)に各学校に対し安全検査を行うように通知した。さらに、湯沸かし器「熱得快」のほか、電気毛布や小型電気コンロなどの使用禁止家電を没収し、火災を引き起こす原因を取り除くよう指導している。(11月16日)
~上海ジャピオン11月21日発行号より