上海市浦東新区商城路にある住宅街で、掃除係を務める60歳の男性が、同地区のゴミ捨て場に設置されたゴミ箱を洗浄していることで、最近、ネットを中心に「最もきれいなゴミ捨て場」と注目を集めている。

同男性は市出身で、20年ほど爪切り工場に勤めたものの、閉鎖によりリストラ。その後は警備員や調理師など職を転々とし、２００８年から現在の仕事に就いた。

清掃員になってから、ゴミ処理などに関し独自の〝審美眼〟に基づき、毎日分別からゴミ捨て場、ゴミ箱と周辺を清潔に保つようになったという。ハエが発生せず、悪臭もないことで地域住民から支持されている。（７月７日）

～上海ジャピオン２０１３年７月１２日号