上海市静安区の上海展覧中心で、新刊書籍や国内外のベストセラーを展示、販売する「上海書展」が、8月14日(水)~20日(火)の会期で開催され、例年を上回る盛況となった。
10周年を迎えた今回は、出版社500社以上が一堂に会したほか、国内外の作家、学者、著名人も700人以上が参加し、15万種の書籍を展示。出版社の多くが書籍を2~4割引きで販売し、来場者の注目を集めた。
特設ブースでは、日本の小説家・東野圭吾の新作『雪国之劫』の鑑賞会や、ネットを通じ著者と交流の場を提供、またDJイベントや青年のオールナイトパーティーが行われた。また、20年前の「語文(国語)」の教科書の復刻版も展示され、〝80後〟や〝90後〟と呼ばれる若者たちが懐かしんでいた。
なお、今年の来場者数は35万人に及ぶと予測される。(8月19日)
~上海ジャピオン2013年8月23日号