過労が原因で高血圧や腰痛、精神病などを発症する家政婦が増えていることが、関係者の話から明らかになった。
市内の大手家政婦紹介所によると、特に出産後の母子の世話をする家政婦(月嫂)にその傾向が強く、昨年だけで3人の家政婦が過労死したという。
また、月嫂の平均日給は120~150元であり、収入を増やすために、2つの家を同時に受け持ったりする事も珍しくない。
現在、家政婦の統一された就業規定はなく、休息時間も定められていない。
家政婦の体力低下や精神不安定、ストレス過多などが原因で、傷害事件に至るケースも近年増えており、紹介所などに対応策が求められている。(3月9日)
~上海ジャピオン3月13日 発行号より