違法ダイエット薬を転売  深刻な副作用に国内で禁止

上海市閔行区検察院は、近日、国際EMSを利用し、タイのダイエット薬を大量に購入し、ネット上で違法に代理販売していた人物を、容疑者として逮捕を認めることを発表した。

同容疑者は、ダイエット薬「燕嬉(英語名:YANHEE)」をタイから取り寄せ、ショッピングサイト「淘宝網」で販売していた。同ダイエット薬に含まれる「シブトラミン」は、中枢神経抑制作用があるとされ、食欲を抑制できる、いわゆる〝痩せ薬〟成分。ダイエット補助治療剤とされているが、同時に高血圧、食欲不振、不眠のほか、既往症があればさらに深刻な副作用が懸念されるため、2010年に中国国内での製造、販売及び使用が停止されていた。

なお、今年8月には北京市の税関にて、「コーヒー」や「茶葉」の名目で持ち込まれたタイからの荷物に、同ダイエット薬が混入しているのが見つかっている。(10月24日)

~上海ジャピオン2013年11月1日号

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