上海市浦東新区の住宅街「南匯蘆潮港」で、最近、上空を飛行する旅客機の機体から、糞便らしきものが飛来しているとの報告を受け、浦東国際空港は、正式に調査を開始した。
同地区は、浦東国際空港へ向かう航路の真下に当たり、離着陸のピークとなる早朝には、5~10分に1機のペースで飛行。落下した糞便の被害に関しては、車や布団、歩行者にまで及んでおり、時間帯も早朝に集中しているため、旅客機が原因と考えられている。
専門家によると、航空機内の汚物タンクには、防臭・消毒剤が備えられるほか、タンクから漏れても零下50度の上空では氷結する。しかし、機体が高度を下げるにつれ融け出し、地上に落下している可能性もある。(11月4日)
~上海ジャピオン2013年11月8日号