1人っ子政策緩和を審議  北京や天津など5都市に続く

上海市衛生及び計画出産委員会は、2月25日(火)に行われた第14回人民大会常務委員会第11回会議の席上で、〝1人っ子政策〟の緩和に関する「上海市人口及び計画出産条例修正案」の審議が行われ、3月1日(土)より正式に施行することを明らかにした。

同緩和策は、夫婦のどちらか一方が市戸籍を有し、また一方が1人っ子の場合、子どもを2人まで持つことができるというもの。市では1979年より、1組の夫婦に対し子どもは1人まで、一部条件に適合した夫婦のみ第2子を持つことを定める政策を実施。統計によると、同年以来700万人の出生を抑制した。しかしながら市の経済発展と急速な高齢化に伴い、人口構成の矛盾が問題視され、同政策の見直しを検討してきた。

現在、緩和策の条件に適合する市民女性は約37万人いるとして、1年当たり1~2万人の出産増加が見込まれる。(2月25日)

~上海ジャピオン2014年2月28日号

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