上海交通大学医学院附属仁济医院医学科は、近日、同院で開発した体外受精に関する新技術が、上海市衛生及び計画出産委員会の審査を通過したことを発表した。
同技術は、受胎以前に遺伝性伝染病などの有無を診断し、健康な精子と卵子を選定、体外で受精させた後に胎内へ戻し着床させるもの。これにより染色体異常や遺伝性疾患を持つ父母にも、健康な子どもを持つことができる。これまでは妊娠後7~8週及び16~36週の2段階において、初めて胎児に異常の有無を判断することができた。
同院は2004年、市衛生局より生殖技術の認可を受けた。体外受精技術の最先端医療設備を備え、市で唯一の重点実験室を設ける。
〝試験管ベビー〟や〝人工授精〟などに関し、市でトップの成功率を誇る。
なお、出産に問題がある「不妊症」に悩む夫婦は、8組に1組とも言われている。(3月27日)
~上海ジャピオン2014年4月4日号