上海市交通委員会副主任は6月28日(土)、TV番組に出演し、ネット上で市民の関心を集めているタクシー値上げに関する情報が、誤りであることを明らかにした。
噂の内容は、今年下半期にドイツ・フォルクスワーゲン社製「サンタナ」など一般のタクシー車両が、2010年の上海万博開催時に導入された「万博専用タクシー」と呼ばれる同社製のミニバン「ゴルフ・トゥーラン」に取って代わり、初乗り料金を現状の14元から18元に値上げするというもの。中国紙によると、取材に対し「9月に新車と交換する」など、具体的な時期を示す運転手もいたという。
ネット上ではこの噂に関する市民の意識調査が行われ、約8割が値上げに反対、「値上げを行うのであればサンタナに乗る」と答えていた。これに対し、同委員会副主任は「値上げを行う際には関連法規に則り、事前に市民の公聴会を実施する」として、噂を否定した。(6月29日)
~上海ジャピオン2014年7月4日号