上海市嘉定区では、常設のブドウ市場で取引される馬陸ブランドの約9割が、同ブランドを騙る偽物であることを受け、10年続く同市場を閉鎖した。
馬陸ブドウは30年余りの歴史と、年間9700万元以上の売り上げを誇る。同区ブドウ研究所が研究開発した品種、土地、生産法の〝3良〟にこだわり生産。しかしながら、同ブランドの知名度向上に伴い、他地域から同市場へブドウを持ち込み販売する業者が増えた。区は包装を統一するなどの対策を採ったが、中身を入れ替え販売するケースも多く、全品検査も現実的に難しいとして、今年初めて同市場の閉鎖に至った。(8月18日)
~上海ジャピオン2014年8月15日号