上海市中心気象台は9月23日(火)9時14分、25年ぶりに上海を直撃した
台風16号「鳳凰」の接近に伴い、前日10時頃に発令していた「台風黄色警報」を解除した。
同台風は21日(日)午前、中国台湾南部の恒春半島沿岸部より上陸。
同日16時には台東県から浙江省象山市から本土へ上陸、そのまま時速20~25㌔で北上。
寧波市を通り23日(火)11時頃、上海市奉賢区より再び上陸した。
この台風の影響で、市では6~9級の強風が吹き荒れ、最大風速は23㍍/秒、
中心最低気圧は990ヘクトパスカルを記録した。
市に台風が上陸するのは、1949年から数えて6度目。
23日(火)午後時点では、市内の道路や民家への浸水などの被害は報告されていない。
市の水害防止部門は21日(日)午後、各地域関連部門に対し、
街路樹や看板などの安全検査と管理強化、高層建築物の補強、
防波堤で働く職員や船舶の安全確保などを要求。
同時に道路の清掃や排水管の整備を行うよう指導した。(9月23日)
~上海ジャピオン2014年9月26日号