上海市水産研究所は9月16日(火)、市崇明県の長江大橋付近で、
人工的に孵化・飼育したタチウオの稚魚10万尾を放流した。
タチウオは海と川を行き来する回遊魚で、市近郊の長江流域において、
ジギョやフグと並び〝長江三鮮〟と称され、市民に好まれている。
しかしながら近年、漁業による乱獲や生態環境の悪化からその数が減少。
これを受け同研究所は、2007年より嘉定区水産技術普及促進センターと共同で、
タチウオの人工養殖を試みてきた。
11年に孵化した母体から、第2世代12万3000匹が生まれ、
今年第3世代の25万5000匹の生育に成功。今後も量産を目指すという。(9月17日)
~上海ジャピオン2014年9月26日号