市内の大気汚染が深刻化 重度汚染の238を記録

上海市環境保護局は1月18日(日)14時頃、「微博」の同局公式アカウントにて、市の「大気汚染指数(AQI)」が238に達し、重度の汚染状態であると発表。並びに子どもや高齢者、心臓病などの慢性疾患を持つ市民に対し、外出を控えるよう呼びかけた。

同日午前11時までの大気汚染指数は50~60を推移していたが、午後に入り急上昇、13時時点で188に達した。専門家は、内陸地域で発生した寒冷前線と偏西風の影響で、汚染が短時間で深刻化したと分析。また、翌19日(月)も軽度の汚染が続き、依然快復が見られないことから、23日(金)まで同様の状況が続くと予測している。

一方、近日開催された「上海市環境保護システム幹部会議」で、2014年における市の年間大気汚染指数優良日が、昨年比11%増の77%を記録していたことがわかった。市環境局はこれについて、排ガス基準のクリアを示す、緑のシールが貼られていない旧型車の外環状線及び同線区域内での走行禁止など、一連の政策実施が功を奏したと述べている。(1月19日)

~上海ジャピオン2015年1月23日号

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