上海市交通委員会は近日、市総工会が1月9日(金)に行った「タクシーの運賃調整に関する意見交換会」を受け、運賃を引き上げた場合の増収分を、ドライバーの収益に当てることを提案した。
現状では、運賃の70%がドライバーの収入とされ、30%はタクシー運営会社が受け取る。運賃引き上げ後もこの分配比率を保持し、ドライバーの職務環境改善に繋げる狙い。
タクシー会社のコストに関する調査報告書によると、2013年のタクシー運転手の収入は、1時間当たり平均で22元。これは同年のパートタイマーの平均時給30元と比べても明らかに低く、運転手の収入増加が求められている。(2月1日)
~上海ジャピオン2015年2月6日号