上海市浦東新区と浦西エリアを結ぶ延安東路のトンネルが、3月13日(金)夜、大規模な改修工事のため封鎖された。
延安東路トンネルは、両エリアを結ぶ地下通路として重要な役割を果たしており、市内の数あるトンネルの中で最多交通量を誇り、1日当たり平均8万輌以上が利用。ルートは浦東から浦西に向かう北線と、逆向きの南線に分かれ、今回の工事では北線を封鎖した。
竣工は来年1月を予定、浦西側では人民路や河南路、淮海路、西蔵路で、浦東側では東昌路、浦東南路、張楊路で渋滞が発生すると予想される。市交通警察は、周辺住民の通行を円滑に導くため、別ルートの利用を呼びかけている。さらに混雑を緩和しようと、陸家嘴エリアの道路標識改善や情報掲示板の増設、情報の迅速な更新などを進めている。
同トンネルは、これまでにも部分的な補修を行ってきたが、今回のような大規模改修は初めて。目的は安全な運営のため監視カメラや消防設備を整え、老朽化した通風口の修繕などが挙げられる。(3月16日)
~2015年3月20日号