5月11日より、市内タクシー料金が調整された。初乗り料金(3キロ)は10元から11元に、3キロ以降1キロあたりの料金は2元から2・1元に値上する。
各タクシー会社は現在、新料金対応型に移行中で、5月末には、市内を走るタクシー約4・5万車両全てに、新型のメーターを取り付ける予定。全車両のメーター交換が終了するまでは、10元と11元のタクシーが混在することになる。
新料金適用となった初日の11日には、大手タクシー会社の約2500車両でメーターの交換や、窓ガラスの料金表示の張り替え等が行われた。
同交換作業には、1台あたり、約1時間を要する。交換後、客を乗せた大衆タクシーの運転手は、「初日の段階で、乗客の中にはまだ値上げを知らない人もいた。ただこの程度の値上げは許容範囲のようだ」と話す。
今回の値上げは、昨今のガソリンの高騰と、タクシー運転手の収入アップを目的としたもの。(5月12日)
~上海ジャピオン2006年5月19日発行号より