長江客船転覆事故から7日 現地で遺族と追悼式を開催

客船「東方之星」の転覆事故発生から1週間が経った6月7日(日)午前9時、上海市からの現地捜索隊が遺族の代表とともに、事故現場に近い荊州市監利県で犠牲者追悼式を執り行い、市副市長が参列。

追悼式は監利県政府の会議室で行われ、同時刻に事故現場で行われた追悼式を中継。

現地では周辺の船が警笛を鳴らし、捜索員らが3分間の黙祷を捧げた。同日までに、上海市民の乗客97人のうち93人の家族が現地に到着し、監利県を中心に周辺地域に分散し滞在している。

また、上海精神衛生センターが派遣した7人の専門家で組織される上海心理救護隊が同日、現地に到着。現地で被害者家族への心理カウンセリングを行う。

現在までのところ、監利県には27人の医療従事者が上海市から派遣されている。

なお、政府の発表によると、8日(日)までに14人の生存が確認されたほか、死者が432人、行方不明者は10人となった。現在、捜索範囲は上海市周辺まで拡大されている。(6月8日)

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(写真は新華ネットより)

 

~上海ジャピオン2015年6月12日号

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