18日に開かれた第27回世界乳業大会よると、上海市における乳製品の平均消費量は全国で首位に立ったことが分かった。上海での牛乳の年平均消費量は一人あたり約50リットル。これは全国平均の約3倍にあたる。
現在、中国の乳業は記録的な成長率を見せている。昨年の世界全体での乳業の成長率は約1%。一方、中国での成長率は29%であった。
ただ、それでも中国人一人あたりの乳製品の年間消費量は15キロと、依然として世界平均の5分の1にも及んでいない。
また、急成長に伴って市場競争も激化している。各乳製品メーカーは、高カルシウム乳、低脂肪乳、脱脂乳、学生乳、安眠乳、朝食乳など、独自の加工牛を相次いで発売している。
専門家はこうした加工乳について「もし、広告に謳っているような成分が入っていたとしても、大きな効果が期待できるとは言い切れない。一時的な効果はあるかも知れないが、意識して飲む必要はない」として、「薬ではないので飲む際に特別な注意を払う必要はない」と続けた。(5月19日)