上海市で、3月上旬から、市内を流れる黄浦江で、
ブタの死骸が大量に漂流しているのが見つかり、
市農村業務委員会などが回収に当たっている。
これまでの回収量は、
18日(月)時点で1万3061頭。
市緑化景観管理部門によると、
ここ数日で、1日当たりの回収量は減少しているという。
関係部門の調査によると、ブタの死骸は、
耳につけられた標識タグから、
浙江省嘉興市の養豚業者が投棄したことが判明。
これまでに、嘉興市の平湖県、海寧県、嘉善県にある
8軒の養豚農家が投棄元として特定されている。
また、市工商部門は15日(金)、521人の調査員を派遣し、
精肉市場などを対象に一斉捜査を行ったが、
豚肉の不合格製品の販売は見られなかった。
市環境保護部門と市水務局が、
松江区や金山区などを対象に行った水質検査では、
大腸菌群などの細菌やウイルスは検出されず、
水質は安定している。
(3月19日)
~上海ジャピオン2013年3月22日号