不動産額上昇受け 兄妹間の売買問題に

上海市静安区人民法院は近日、市民の女性が12年前に兄に売った家を自分の登記に戻すよう求めていた件で、被告の控訴を棄却した。

同兄妹は2003年9月、妹が黄浦区威海路に所有していた持家を約33万6000元で兄に売却。ところが近年の不動産価格上昇を受け、

昨年5月、契約を無効とする訴えを起こした。妹によると、契約書に書かれたサインは偽造でお金も受け取っていないうえ、契約時、兄は国外に居住していたため当時の身分証も無効と主張。

裁判所はこれに対し、当時の身分証を有効と認め、筆跡鑑定により契約書のサインが妹本人のものと確認、訴えを退けた。

 

~上海ジャピオン7月31日発行号

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