低空交通網が発展 通勤や医療援助など

上海市青浦区華新鎮で最近、通勤用ヘリコプターの初飛行式典が行われた。

機体は約12分で蘇州に到着し、従来の陸路移動に比べ大幅な時間短縮を実現した。同地点は「虹橋空港」から直線距離約9㌔、車で15分という立地で、ヘリコプターと地上交通を組み合わせた効率的な移動を可能にする。

医療分野でも低空交通の活用が進む。上海交通大学医学院附属仁済医院は12月10日(水)、市内初となる常態化ドローン医療検体配送航路を開通。約19㌔の輸送時間を、45分から23分に短縮した。天津市では血液輸送用ドローン航路が整備され、深セン市では公園にAED配送拠点を設置するなど、各地で救急医療への応用が広がっており、地域医療協力や緊急輸血など、ドローンが医療現場で重要な役割を果たすことが期待される。(12月12日)

 

 

(写真は東方ネットより)

~上海ジャピオン20251219日号

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