上海市工商局は9月1日(火)、広告法違反の疑いで、薬店「上海太安堂 衡山路店」に対し立件調査を行った。
同日、市を含む中国全土にて「新広告法」が施行。今回摘発された同社製品「鴻茅薬酒」の広告は、俳優のチェン・バオグオ(陳宝国)がイメージキャラクターを務めるもの。
薬酒は医薬品に属するため、新広告法第十六条の「医療、薬品、医療機器の広告では、人物イメージキャラクターを起用した推薦を禁ずる」との項目に違反したとみられる。
広告費の1倍以上3倍以下の納付など罰則が課される。
同法ではさらに「国家級」や「最高級」、「最佳」などの表現を禁止。違反が見つかった場合、20万元以上100万元以下の罰金を支払う。
そのほか、タレント自身が未使用の商品の広告への出演、10歳未満の児童の商品広告への起用を禁止。これは未成年の心身の健康を守るとともに、
児童には推薦人としての十分な判断能力がないためという。
(写真は東方ネットより)
~上海ジャピオン9月11日発行号