新設のゴミ箱に灰皿 たばこのポイ捨て減少か

 5月31日の世界禁煙デーに合わせて実施したインターネットアンケートから、多くの市民が、公共の場所への喫煙スペースの設置を希望していることが分かった。アンケートは、市民綜合信息服務平台が、上海市民約5000人を対象に行った。
結果では、公共の場所に喫煙場所を設けるべきが82%、反対は14%であった。
さらに、分析結果から、場所をわきまえずに喫煙することに反感を示す市民が多いことも分かった。一方で、上海の喫煙者は依然多く、現状では6割以上の家庭に喫煙者がいる。
 このような現状を踏まえ、市では、街の環境向上や美観維持のために、新設のゴミ箱に灰皿を設けることを明らかにしている。同ゴミ箱は、「上海市道路、公共広場等廃物箱配置導則」という規定に基づいて新設されるもので、主幹道路などに配置する白色のゴミ箱(容量120リットル)と中・小規模の道路に配置するオレンジ色(容量160リットル)の2種類を予定している。
 同規定によると、主要道路では約50㍍間隔で、中小道路では約80メートル間隔で、それぞれ設置を予定している。まず、年内までに内環線内の設置を行う。その後、段階的に範囲を広げ、09年までに市内全域で設置を行う見込みだ。
(6月6日)

最新号のデジタル版はこちらから




PAGE TOP