中国中央テレビ(CCTV)が3月15日(火)に放送した特番「3・15晩会」にて、デリバリーサイト「餓了麼」の問題がスクープされたことを受け、上海市食品薬品監督管理局は16日(水)、同サイト上海総本部に対し行政指導を行った。
番組では、同サイトの事業を受託する北京市の工場が「餐飲服務許可証」を取得せず総合キッチンを開設、ネットオーダーを受けていたことが暴露された。さらにサイト上には実際と異なるキッチンの写真を掲載、事実を隠蔽していたことも判明。
同社は2009年に創立、現在は「大衆点評」や「外売超人」などと並びネットの飲食サービスで著しく発展。上海市でも昨年、同社の受託企業が運営する店舗約20店が違法に収入を得たとして、104万8000元の罰金を科せられている。
同社ではIT企業「360」と提携し、キッチンの様子を生放送する「明厨亮竃」サービスを行うことを発表した。
~上海ジャピオン2016年03月25日発行号