青浦区の工場爆発で院生死亡  指導教授を事情聴取で拘留

上海市青浦区にある工場で5月23日(月)15時頃爆発があり、200平方㍍のトタン屋根が落下、居合わせた華東理工大学資源・環境工程修士課程2年の男子大学院生を含む3人が犠牲となる事故が発生した。

爆発事故が起こったのは、上海焦耳蝋業有限会社が所有する工場で、特殊合成の蝋を製造していた。調べによると、同社は犠牲となった男子大学院生の指導教授である男が設立。後に実兄に経営責任を譲渡し、男は一部株式を所有しながらも自らは現職に就いたと言う。しかし規定により、教師の学外での兼業や開業は禁止されている。また犠牲となった同院生を商業研究や実験のため何度も工場へ足を運ばせていたことから、何らかの事情を知っていると見て、公安部がその男を拘留している。

同院生は事故当時、男の指示の下、一般の実験室では行えないような危険度の高い化学実験を行うよう強いられていた模様。

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(写真は新浪より)

~上海ジャピオン2016年06月03日号

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