6月18日の父の日を前に、久光百貨で開催している「お父さんの似顔絵コンクール」の出品作品に、明らかに大人の手が加えられているものがあると、同コンクールに参加している児童の母親から指摘があった。その作品は、一目見ただけで子どもが描いたものではないとわかるほどよく描かれたもので、実際に児童の父親と教師が手を加えていたことが判明した。
コンクールの関係者はこのことについて、「確かに数多くの児童絵画コンクールで、父親や教師が手を加えた作品が見受けられます。しかし、これは子供に絵の描き方を指導する目的もあるので、ある程度であれば問題ないと考えています。もちろん、子供が自分の力だけで描くに越したことはありません」と話している。
なお、応募作品は18日まで会場に展示され、投票によって最優秀作品が選ばれる。投票には、同百貨店で商品を購入する際に手渡される投票券が用いられており、中には、自分の子どもに投票するため、商品を多数購入する親もいるという。
(6月12日)