滴滴出行がウーバーを買収  QRコードのチップ制が人気

上海市を含む中国全土で配車アプリを展開する「滴滴出行」とアメリカ発の配車サービス会社「ウーバー(Uber)」の両社は8月1日(月)、「滴滴出行」が「ウーバー」の中国事業を買収することで合意したことを明らかにした。

「滴滴出行」の発表によると、「ウーバー」は新しく統合した会社の5・89%、滴滴出行の経済的利益の17・7%に相当する優先株を保有すると言う。一方中国商務部は今回の買収に関し、独占禁止法に関する申請を行っていないことを指摘。現時点で買収は無効であるとしている。

また上海市出身の元陸上競技選手である劉翔が5日(金)、自分の写真が無許可で使用されたとして、「滴滴出行」の運営会社に126万元の賠償を求める訴えを起こしたことがわかった。北京市海澱法院はこの訴えを受理し、現在確認を進めている。

一方上海市の飲食店で最近、QRコードで店員にチップを支払う制度が人気を集めている。この制度では、客が店員の提示するQRコードをスキャンすると「WeChat(微信)」を通じて店員個人に3~5元のチップを支払うことができる。同制度を導入している飲食店によると、毎日8割の店員がチップを受け取っており、サービスの向上に役立っていると言う。

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(写真は東方ネットより)

~上海ジャピオン2016年08月12日号

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