上海市内の各小学校では9月1日(木)に新学期を迎え、小学1~5年生の学力テストの評価に関して、100点満点の点数評価制度に代わり、4段階評価制度が導入されたことがわかった。
同制度ではA~D、もしくは優秀、良好、合格、要努力の4段階の評価が設けられ、教師は児童の教科に対する学習意欲と学習習慣、成績の3方面を考慮し評価を付ける。専門家によると、この制度で児童の学力テストに対する心理的ストレスが緩和されるだけでなく、従来の点数評価では測りきれなかった、児童の学業に対する積極性や学習習慣を評価基準に加えたことによって、より全面的、客観的な評価が行えるようになると言う。また4年前から同制度を導入している長寧区天山第一小学校校長は、小学校ではどれだけの知識を身に着けるのか、ではなく児童の好奇心や学習習慣を養うことが重要であると話す。
一方市では、今年新設された小中学校と幼稚園が計85カ所に上り、うち9割が市郊外に建てられたことがわかった。市の人口は今後毎年2~3万人増加していくと見られ、特に第2子の出産ラッシュに備え、幼稚園の増設が急がれている。
(写真は新浪より)
~上海ジャピオン2016年09月09日号