上海市徐匯区政府は最近、市内で自転車レンタルサービスアプリを展開する「摩拝単車(mobike)」と業務提携する意向を発表した。同区の漕河涇開発園区を拠点に、レンタルサイクルの発展と管理モデルを構築していく見込み。
同アプリは今年4月に登場。アプリでアカウントを登録し、自転車に搭載されたQRコードを読み込むだけで借りられ、利用後は乗り捨てができる便利さから急速にサービスを拡大している。一方、自転車を自宅の居住区内に駐輪したり、自分の鍵で施錠し私物化したりするなどのトラブルが頻発。また自転車の利用者が交通違反時に罰金の支払いを拒否した場合、警察は該当車輌を没収することができるが、同アプリの自転車は利用者の所持品ではないため、没収しても意味がないという問題も発生している。
同アプリの責任者によると、こうした問題に対処し、社会的信用を回復するために、今回徐匯区政府と提携したと言う。また自転車を、今年末までに10万台まで増やす予定。
そのほか、黄浦区の「黄浦劇場」が約7カ月の改修工事を経て、10月27日(木)から営業を再開する見込みであることがわかった。
(写真は新浪より)
~上海ジャピオン2016年10月21日号