多重事故で50人以上死傷  濃霧による視界不良が原因か

上海市浦東新区の申嘉湖高速道路(S32)で11月6日(日)6時頃、トラックや乗用車などの車両計40台以上が絡む衝突事故が発生し、9人が死亡、43人が重軽傷を負い病院に搬送された。

同日朝は、同区や崇明区などで視程が200㍍未満となる濃霧が発生。上海中心気象台が、濃霧の警報として2番目に深刻な「濃霧オレンジ警報」を発令していた。同事故は浦東国際空港から17㌔ほど離れたところで起き、まずトラックがスリップし、道路を塞ぐ形で停車したところに、後続車が次々と衝突。次にこの事故を受け、乗用車に乗っていた4人が路上に下りていたところ、後ろのタンクローリーが横転、2人が轢かれ死亡した。その後、そこから3㌔離れた場所で、別の車両が2台の大型車両に前後から押しつぶされる形で衝突し、搭乗者5人全員が死亡した。一連の事故で45人が重軽傷を負い病院に運ばれ、そのうち2人が死亡している。警察は今回の事故は濃霧による視界不良が原因と見て、調べを進めている。

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(写真は東方ネットより)

~上海ジャピオン2016年11月11日号

 

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