機長に報奨金300万元  大学生が詐欺容疑で逮捕

上海市閔行区にある虹橋国際空港で10月11日(火)に発生した、旅客機同士の異常接近で、咄嗟の判断で衝突を回避した機長に報奨金として300万元が支給されることが近頃わかった。

この出来事は、中国東方航空のエアバスA320型機が滑走路で離陸態勢に入ったところ、前方の滑走路上を別の東方航空のエアバスA330型機が横切ったが、機長の判断で離陸作業を継続し、衝突を免れたというもの。これを受け東方航空は、「短時間の中で機長の経験と知識が最も安全な決断となった」と、この機長に報奨金として300万元、クルーに60万元を支給した。またこの出来事を巡っては、中国民航局が事故の原因を航空管制官が通常の動作を忘れた人的ミスと指摘し、当日勤務していた航空管制官の免許を取り消すほか、同空港を管轄する華東空港管理局などの幹部13人を解職や厳重警告処分としている。

そのほか、市公安局嘉定支局が最近、大手ネットショッピングサイト「京東商城」にて、ある大学生が1個約2700元の高級イヤホン計19万元分を47回に渡って購入後、購入した商品ではなく模造品を返品、返金を求めた一方で、騙し取った商品をネット上で転売し、約6万元を不正に手に入れたとして、この学生を逮捕した。

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(写真は東方ネットより)

~上海ジャピオン2016年11月11日号

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