強風でタワークレーン倒壊 4人死亡、2人負傷

 8月19日(水)17時58分、金沙江西路にある北京―上海高速鉄道の工事現場で、重さ10㌧のタワークレーンが強風で倒れ、
20㍍ほど離れていた別のタワークレーン操縦室を押し潰し、中にいた作業員4人が死亡、2人が負傷する事故が起きた。
 現場の作業員たちの話によると、工事現場には2つのタワークレーンがあり、北側のものはまだ組み立て中だったが、
南側にあるものはすでに建設が終了しており、作業に入っていた。
事故発生時には、突然大雨が降り出したため、作業員たちは全員作業を停止し、各自雨宿りしていたところ、
南側のクレーンが強風に流されて北側に向かって滑り出し、北側のクレーン操縦室に倒れこんだという。
負傷した2人は、避難行動が素早かったことで、死亡を免れた模様。
 事故の原因は、突然の大雨に慌てた作業員がクレーンの車輪を固定しなかったため、
強風に押し流されたものと見られているが、詳細は現在調査中。
(8月20日)

~上海ジャピオン8月28日号より

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