児童のレンタサイクル死亡事故 被害者の両親が878万元要求

上海市静安区で今年3月、レンタサイクルアプリ「ofo」の自転車に乗った小学4年生の男子児童がバスにはねられ死亡した事故に関する裁判が近頃開始。児童の両親がバスと同アプリそれぞれの運営会社に対し、878万元の賠償を求めていることが明らかになった。

この事故は今年3月26日(日)13時頃に発生。被害者の児童が自転車で道路を走行していたところ、道を左折しようとしていたバスと衝突、児童はバスの前輪に巻き込まれ、その後死亡した。調べによると、男子児童は同日、同じく未成年の3人の友人とともに、使用後もダイヤルロックの番号が変更されておらず、ボタンを押せばカギが開く状態である「ofo」の自転車を探し使用していたと言う。

原告の被害者両親は被告の2社に対し、死亡賠償金と精神的損害の賠償金計878万元を請求。また同アプリ運営会社に対し、ダイヤルロック式自転車を回収し、子どもが開けられないロックシステムへの変更を求めている。

一方で同区交通警察は、国の交通安全法では12歳以下が自転車に乗ることを禁じていることや、事故当時、児童が道路を逆走していたことから、事故の主な責任は被害者にあると指摘している。

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(写真は東方ネットより)
~上海ジャピオン2017年7月28日発行号

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