上海市嘉定区人民政府は、同区曹安路と華江路の交差点付近で7月21日(金)、撤去作業中の3階建て建物が倒壊、5人が死亡する事故が起こったことを発表した。
事故発生後は消防局の隊員らが駆け付け約9時間半に渡り救助活動を展開。救出された6人のうち5人は死亡が確認され、残り1人も重体だと言う。近隣住民は事故発生時の状況について、大きな物音を聞いたが、工事中のため不審に思わなかったと話す。
そのほか崇明区で最近、車内に閉じ込められた1歳児が消防局隊員に救助される出来事があった。事故当時は忘れ物に気付いた母親が、子どもを車内に残し一度帰宅。そして車に戻るとドアが開かなかったと言う。子どもがはずみで内側からチャイルドロックを掛けてしまったのが原因と見られる。密閉下の車内は温度が70度に達し、熱中症や一酸化炭素中毒の恐れがあるとして、同局は注意を呼び掛けている。
(写真は新浪より)
~上海ジャピオン2017年7月28日発行号