中国人民銀行(中央銀行)は最近、オンライン決済サービスのQRコードを用いて料金を支払う際の上限金額を定めた条例を制定。上海市を含む中国各地で4月1日(日)から施行すると発表した。
同条例では、消費者が「支付宝(アリペイ)」や「微信支付」を用いて、「静態条碼(固定のQRコード)」を読み取り決済する際の金額を、1日500元までと設定。例えばレストランなどで、店舗側が予めプリントアウトしたQRコードを読み取って金額を支払う場合、1日の上限額が500元となる。
また消費者側が決済毎に、スマートフォンなどで表示する「動態条碼(流動的なQRコード)」を用いる場合は、その安全性により上限金額を設定。QRコードに加え、数字コードや電子サイン、指紋認証、パスワードなどの認証制度を2つ以上設けている場合は1日5000元、QRコードのみでの決済は1日1000元となる。
(写真は新浪より)
~上海ジャピオン2018年3月23日発行号