上海市は、8月1日(火)より、健康を害する食品や薬品を回収するという「欠陥食品回収管理規定(試行)」を正式に実施する。
市食品薬品監督局によると、同規定では、自社の食品によって、消費者の健康を著しく損なったり死亡したケースがあった場合、製造企業はただちに政府機関に報告し、72時間以内に問題のあった食品の回収を開始することになる。さらに、回収の手順が決定次第、消費者に公表すると同時に、24時間ごとに回収の進行状況を同監督局に報告しなければならない。安全性に問題があった食品は、特定の基準により、1級~3級に区分される。
こうした規定は、アメリカなどの先進諸国ではすでに実施されている。上海市は現在、市の食品製造企業の経営者に対し、同規定を学ぶための講座を開設している。
(8月1日)
~上海ジャピオン8月4日発行号より