中国で「敬老の日」ともされる重陽節を10月26日(月)に迎え、
市品質協会ユーザー評価センターが行った「上海高齢者生活品質満足度調査報告」の結果が、
同日発表された。
調査の結果によると、上海の高齢者生活幸福度は77・27%で、
長江デルタ地区の平均77・01%をわずかに上回った。
また、幸福度を左右するのは収入ではなく、居住形態に寄るところが大きいことも判明。
幸福度が最も高いのは、夫婦2人暮らしの78・10%、
次いで娘や息子と同居している人が76・96%と続き、一人暮らしをしている人は74・86%となった。
また、老後は老人ホームもしくは区内の養老施設に入ることを希望している高齢者が
合わせて32・1%を占めた。
現在、60歳以上の高齢者は市人口の約20%を占めており、
毎年1・4%のスピードで増加する老人性認知症患者向け施設の建設が急務となっている。
(10月26日)
~上海ジャピオン10月30日号より