上海市徐匯区で9月17日(月)~19日(水)に掛けて、「2018年世界人工知能大会」が開催。人工知能(AI)の領域における世界有数の科学家や企業の代表などが討論や技術の展示などを行った。
同大会では、経済や環境、福祉などにおいてAI技術をどのように実用化するかなどを議論。現在市には数百余りのAI企業があり、市場規模は約700億元に達する。流通大手の「百聯集団」は、AI技術を用いた数十に上る小売販売企業と連携し、各店舗での販売に同技術を活用。さらに徐匯区では、行政サービスセンターでの各種手続きに、市民の顔認識機能を設け、待ち時間を短縮。今後市では、医療や教育方面での応用を進める。
そのほか市政府は、防災やゴミ分別の監視などに役立てる人工知能センサーの設置数を、年末までに50万個にまで増やすと公表。静安区では、工事現場や独居老人が住む家屋などに、20万個のセンサーを設置している。
(写真は新浪より)
~上海ジャピオン2018年9月21日発行号