上海市疾病予防コントロールセンターは3月7日(木)、20~59歳のがん患者数の男女比が市で初めて、女性が男性を上回ったことを明らかにした。
同センターによると、男性のがん発病率が10万人中226・4人であるのに対し、女性は233・8人だった。一方、死亡率は女性が10万人中69・5人で、男性の125・1人よりも依然として低かった。女性がん患者のうち、20~59歳では甲状腺がんが最多。女性全体では乳がん患者が26・5%を占め、5年・10年生存率がそれぞれ、88・7%、79・9%と全国平均よりも高かった。また、59歳までに発症した乳がん及び子宮がんは、60歳以降に発症したケースより死亡率が高いこともわかった。
同センターは発病要因として、肥満、飲酒、喫煙、夜更かしなどを挙げており、低脂肪食品や野菜、果物を日頃から摂取し、十分な運動の心がけががん発症リスクの低下に繋がると話している。
(写真は東方ネットより)
~上海ジャピオン2019年3月15日発行号