黄浦江を越えて浦東と浦西を結ぶ人民路トンネルと新建路トンネルが、11月20日(日)夜、一部開通した。
開通初日は市民への認知度が低く、いずれのトンネルでも1分間に1台の車両が通行する程度だった。
しかし開通後初の平日となった23日(月)には、早くも大渋滞が発生。
特に同日午前中、工事中の人民路トンネル河南路出口で著しく、30分~1時間以上の渋滞となった。
また、新建路トンネルの浦東側の出口では、トンネルの開通によって横断歩道を閉鎖。
そのため遠回りを嫌う歩行者が、フェンスを越えて車道を横切る姿が多数見られるなど、
危険な状況となっている。
またトンネル周辺の道路標識などが不明瞭なほか、
トンネル内に携帯電話の電波が届かないなど改善点も少なくない。
両トンネルは年内中に全面開通する予定。
開通後、外灘エリアの交通渋滞の緩和が見込まれ、
南外灘から北外灘まで10分足らずで結ばれることとなる。
(11月23日)
~上海ジャピオン11月27日号より