上海市では8月8日(木)17時~11日(日)10時に掛けて台風9号〝レキマー〟の影響を受け、暴風雨に見舞われた。
今年最も威力の強い台風だった〝レキマー〟は10日(土)1時45分頃、浙江省温嶺市に上陸。同省中北部や上海市、江蘇省東部などで暴風雨となった。市では同日午後、1時間で120㍉の降雨と、秒速30・7㍍の突風を記録。この台風により、市内で約26万人に避難指示が出たほか、11日(日)15時までに3万2000本の街路樹が倒れ、485の道路と603の居住区が浸水、194本の電線が切れ、70枚の看板が落下するなどの被害が出ている。
一方、浦東新区の浦東国際空港では10日(土)から11日(日)8時までに、国際便計420便が欠航。ほか軌道交通の2号線、6号線の一部区間や16号線の運行が停止し、高速鉄道も10便以上が運休になるなど、交通にも大きな影響が出た。
(写真は新浪より)
~上海ジャピオン2019年8月16日発行号