上海市などで配車サービスを運営するアプリ「滴滴出行」が8月1日(木)から、高級タイプのサービス「礼橙専車」ドライバーに対し、タクシー内に設置した監視カメラを使って、ドライバーの業務状態を抜き打ちで検査する機能「線上神訪」を開始したことがわかった。
同社によると、この機能の追加はサービスの向上が目的。7月1日(月)からテスト運用を行っており、同社規定に沿わない行為をドライバーが取った場合、1回目は警告、2回目は研修参加、3回目は2日間の業務停止、4回目は4日間の停止、5回目で「礼橙専車」のドライバー資格はく奪となる。これに対して市民の間では、乗客のプライバシーを不安視する声が上がっているが、同社は乗客がアプリを使ってドライバーを呼ぶ際に告知を行っており、随時告知方法を改善していくと回答した。
(写真は東方ネットより)
~上海ジャピオン2019年8月16日発行号