寄港中のイエーテボリ号 観光イベントで船内を開放

 上海に寄港中のスウェーデン帆船「イエーテボリ号」が、9月6日(水)、船内の一部を観光用に開放することを決めた。また、同船が寄港している埠頭で、毎日10時~22時まで、観光イベント「航海文化節」開かれる。
 観光イベントの入場料は、平日で20元、土日・国慶節で30元(身長1・2メートル以下の児童は無料)。また、船の内部を参観するには、さらに平日で30元、土日・国慶節で50元のチケットが必要になる。参観時間は約20分で、乗船できるのは1日2000人、1回50~60人までと制限されている。
 イエーテボリ号は、スウェーデンと中国の間に貿易ルートを築いた18世紀の商船を、現代の技術で復元したもの。昨年10月にスウェーデンのイエーテボリ市を出港し、海のシルクロードと呼ばれる当時の海上貿易ルートを通って、ことし8月29日に上海に到着した。今後、上海に2カ月滞在する予定。上海とイエーテボリ市は姉妹都市で、今回の航海は両都市の交流を深めるねらいがある。

(9月4日)

~上海ジャピオン9月8日発行号より

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