上海市政府は5月9日(土)、新型コロナウイルス感染症の感染対策に関して、公共衛生緊急事態レベルを2級から3級へ引き下げた。
同レベルは、公衆衛生を脅かす感染病に対し、その性質や危険度などをもとに最低4級~最高1級に振り分け。市では3月3日(火)から新型コロナウイルス感染症の市内感染症例は確認されていないが、市政府は引き続き感染予防対策を市民に呼び掛けており、公共交通機関や医療機関などを利用する際には、マスクの着用が義務付けられている。またオフィスなどにおける空調使用に関しては、管理基準にもとづいたエアコンの清掃や消毒などを行う必要がある。
ほか復旦大学公共衛生学院は、気温の上昇や紫外線による新型コロナウイルスの減少は確認されておらず、夏を迎えても同ウイルスが自然消滅することはないと話す。
(写真は東方ネットより)
~上海ジャピオン2020年5月15日発行号