上海市黃浦区西凌新村内で3月22日(月)、住宅ビルの15階から外壁タイルが剥がれ落ち、通り掛かった女性を直撃。女性は病院へ搬送後、死亡が確認された。
事故当時近くにいた住民は「突然爆発音のような大きな音が鳴り響いた」と状況を語った。死亡した女性は夕食後に散歩中、事故に巻き込まれたとみられる。
同居住区は1994年に建てられた高層マンション地区。事故が起きたビル以外にも、多くの建物で外壁工事が行われているという。
この事故を受け、黄浦区と居民委員会は対策チームを結成し対応に当たっている。また、事故翌日には住民代表会議が開かれ、専門家による居住区の安全チェックを開始した。なお1日(月)に施行された「上海市住宅使用安全管理措置」では、外壁落下の安全責任はマンション所有者、または利用者と定めている。
(写真は新浪より)
~上海ジャピオン2021年4月2日発行号